MEGUMI MURAMATSU EXHIBITION

世界遺産 富岡製糸場 西置繭所(群馬県富岡市)にて、「MEGUMI MURAMATSU EXHIBITION」を開催します。「ANIMA FORMA」アップサイクルプロジェクトで制作した作品と、本展示に向けて制作した新作も併せて展示します。


ANIMA FORMA

狩猟時代から現代に至るまで、私たちの生活の多くを他の生命に依存して文明を継続してきました。衣食住のすべてを直接的・間接的にさまざまな動物の恩恵の上に成立させています。その歴史があまりにも長く続いているため、その状態が当たり前のように思われ、意識が鈍化し、人間の傲慢さが際限なく助長されながら、多種多様な種の絶滅を含めさまざまな地球規模の問題を増産しています。

動物の体毛を主体に生産される毛織物。その毛織物も生産過程において端材が発生します。その端材にも原料である動物の体毛と全く同じ遺伝子・DNAが宿っています。つまり同じ生命の延長なのです。織物工場の片隅にある端材の塊の山を目の当たりにした時、それらにも生命を吹き込むことはできないか?という単純な衝動に突き動かされました。

ラテン語で「魂のカタチ」という意味の「ANIMA FORMA」(アニマ・フォルマ)。文字通りアニミズムの考えから生まれました。ANIMA FORMAは、ウール生地の生産過程で廃棄される端材に新しい命を吹き込み、テキスタイルとして蘇生させるアートプロジェクトです。捨てられるモノへの後ろめたい気持ちを、自分なりのやり方で浄化させることは小さな一歩ですが、地球全体の浄化にきっとつながると信じています。
        

世界遺産 富岡製糸場

明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場です。明治維新後、政府は日本を外国と対等な立場にするため、産業や科学技術の近代化を進めました。そのための資金を集める方法として力を入れたのが、生糸の輸出でした。政府は生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることを決めました。こうして富岡製糸場が建設され、現在までほぼ変わらぬ姿で残されています。国宝「西置繭所」は、明治5年築の木骨煉瓦造、2階建て、桟瓦葺きの建物で、長さが約104mあり、主に繭を保管する倉庫として使われてきました。平成26年12月、国宝に指定。(富岡製糸場HPより)

                                   

日時:2022年7月15日(金) 〜30日(土)

開館時間:9:00〜17:00 (最終入場16:30)

場所:世界遺産 富岡製糸場 西置繭所

主催 : 公益社団法人企業メセナ群馬

共催 : 群馬県富岡市

世界遺産 富岡製糸場 HP↓

http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/

Photo by Yasuno Sakata

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